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ガンのコホート研究報告

胃がんの家族暦とピロリ菌感染を同時に有する女性は両者ともない女性に比べ約5倍胃がんに罹りやすい。

現在、胃がんの原因のひとつとして注目されているものに、ヘリコバクターピロリ菌の感染があります。  ヘリコバクターピロリ菌は、家族内で集積する傾向もあります。  従って、このピロリ菌感染が家族暦と胃がんとの関連の一部を説明している可能性はあると言えるでしょう。  今回、研究集団のうち研究開始時に血液(血清)をご提供頂いた方々の中から、1997年までに胃がんに罹ったグループ(患者群)と比較対照グループ(対照群)を選び出し検討しました。


胃がん家族暦もピロリ菌感染もない女性(図では緑色でしめされています)が追跡期間中に胃がんにかかるリスクを1とした時に、ピロリ菌感染と家族暦の両方を有する女性(赤色)では5.1倍でした。  ところが、男性ではこのような関連はまったく認められませんでした。 八谷 寛  

・ 胃がん家族暦のある方は、家族暦のない方に比べ、男性で1.6倍、女性では2.4倍胃がんで死亡しやすい。
・ 胃がんの家族暦とピロリ菌感染を同時に有する女性は両者ともない女性に比べ約5倍胃がんに罹りやすい。
・ 男性喫煙者の胃がん死亡は1.3倍。一日の吸う本数が15本以下でも胃がん死亡は増加。
・ 胃がんを予防するためには・・・。
・ 緑黄色野菜や果物の摂取頻度が多いほど、特に男性で、肺がんで死亡しにくい。
・ 肺がん死亡危険度が非喫煙者並みになるには、男性では15~20年必要。
・ 糖尿病のある人は肝がん死亡のリスクが増加
・ 便秘により胆のうがん死亡は増加。
・ 女性の肥満は結腸がん死亡と関係がある
・ 乳がん発生リスクは、1日15g以上飲酒で約3倍
・ 喫煙者の膵がんの死亡リスクは1.6倍。コーヒー多量飲用、糖尿病暦が長いとリスクが上がる。

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2009 ASAMA General Hospital