緑黄色野菜や果物をたくさん食べると、肺がんをはじめとしたがんになりにくいことが今までにも発表されています。 本研究集団でも、緑黄色野菜や果物の摂取頻度が多いほど、男性で肺がんで死亡しにくいことが確認されましたが、女性ではあまり明瞭な結果になりませんでした。

図は、男性では、緑の葉の野菜をたくさん食べる人のほうが、あまり食べない人に比べて肺がんになりにくいことを示しています。最もよく食べる人は、最も食べない人の約4分の3くらいの危険性にはっきりと低下しました。しかし、女性ではあまり変わりませんでした。
緑黄色野菜や果物には、カロテン類をはじめとした抗酸化物質や抗がん作用を持つ物質がたくさん含まれています。これらは、特にタバコの煙に含まれるような発がん物質に強く作用して、がんを防ぐと思われます。そのために、女性より男性で予防効果が明瞭に現れたと思われます。
小笹晃太郎 (Japanese Journal of Cancer Research 92巻12号 1259-1269頁2001年) |