胆のうがんは加齢の伴い発生が増加する、非常に予後の悪いがんですが、未だその原因は不明とされています。 そこで、本研究集団にて、胆のうがん死亡と便通の頻度・下痢傾向の関連について検討しました。

「便通の頻度」について、「1日一回以上」を基準とした場合、「2-3日に一回」は1,35倍、「4日に一回以下」は2,05倍と、胆のうがん死亡リスクは 便通の頻度が少ないほど増加する傾向でした。 一方、「下痢傾向なし」を基準とすると、「どちらでもない」は0,71倍、「下痢傾向あり」は0,26倍と、「下痢傾向あり」で著しく胆のうがん死亡リスクは減少しました。
便通の頻度が少ないこと、また下痢傾向ないこと、すなわち便秘傾向が強いほど胆のうがんリスクは増加しておりました。
柳生聖子 (Cancer Science 95巻674-678頁、2004年) |