肥満が高血圧、高脂血症、糖尿病などの生活習慣病の原因となることはよく知られています。そこで、本研究集団で肥満と結腸がん死亡との関連について検討しました。 肥満の指標としては、体重(kg)を身長(m)の2乗で割ることにより求められるBody Mass Index(BMI)を用いました。 18,5以上 25未満が普通体重、25以上が肥満と定義されています。

BMIが20~22の人たちを基準にした場合、男性においては肥満と結腸がんによる死亡との関連がみられませんでした。
一方、女性では、同様にBMIが20~22の人たちを基準とした場合、20未満の人は1,61倍、22~24の人は1,28倍、24~26の人は2,23倍、26~28の人は2,27倍、28以上の人は3,41倍となり、BMIが大きくなるほど、すなわち肥満度が増すほど結腸がんによって死亡するリスクが高くなりました。
玉腰浩司 (International Journal of Obesty 28巻、551-558頁) |