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代用胃を作るのは安全なの?

手術件数と手術後の合併症は?

現在までに、胃を全部とった(胃全摘)患者さま53名、胃が小さくなった(幽門側胃切除)患者さま43名に、このような代用胃作製術をおこなっております。一般の胃切除術後に出現する以下のような合併症の頻度はこの通り(表1)となっております。

縫合不全(ほうごうふぜん):
縫い合わせた消化管(食道、残った胃、十二指腸、小腸)が繋がらない状態
吻合部狭窄(ふんごうぶきょうさく):
消化管の縫い合わせた部分が狭くなり食物などが通りにくくなる状態
逆流性食道炎(ぎゃくりゅうせいしょくどうえん):
十二指腸に流れ出るアルカリ性の胆汁や膵液などが食道にまで逆流して、食道の粘膜がただれ胸やけなどの症状がでる病態
ダンピング症候群、低血糖症候群:
食事の後に動悸、腹痛、ほてり感、冷汗などの症状が出現する病態
腸閉塞(ちょうへいそく):
消化管(主に小腸)が腹壁などにくっ付いてしまい(癒着)、腸の内容物が通過しなくなる病態
(*:癒着を防ぐ効果があるとされる合成吸収性癒着防止材をお腹の中に置いてきた場合)
腹腔内膿瘍(ふくくうないのうよう):
お腹の中に汚いものが溜まる(膿瘍)病態
膵液漏(すいえきろう):
膵臓が分泌する膵液がお腹の中に漏れる病態
表1表1