私が大切に考えていること
①セカンドオピニオン
耳慣れない言葉かもしれませんが、自分の病状を複数の施設にて説明を聞き、検査治療を選んでいくことです。 手術、放射線治療、特殊な薬剤等治療を含む方針の決定は戸惑うことが多いはずです。いろいろな治療法の中で適切なものを選択する...言葉では簡単ですが、年齢、全身状態、今までの病気の歴史、家族の思い等患者さん一人一人違います。当科ではセカンドオピニオンを積極的に勧めています。選択肢が幅広い場合、治療成績が近接している治療の選択には特に重要な意味があると考えています。
説明を受ける施設はどの施設でも問題ありません。当院医療連携室のスタッフが先方と連絡を取り合い進めますので受診歴のない施設でも可能です。是非、相談してください。患者さん、家族には私たちの考えを説明します。その後、私たちの施設の情報を持ってもう一度、他の施設の医師の説明を聞くのです。先方の施設には私たちはこのような選択を患者さんに勧めましたとは伝えません。先入観のない状態にて患者さんの話を聞いて判断することが、冷静に公平に治療方針を判断できると考えているからです。
②病院の血液透析室
当院では、当科が血液透析室の管理を行っています。血液透析を行っている患者さんは透析に至る基礎疾患から、また長年の血液透析の負担から不具合の箇所を多数抱えていることが一般的です。
いろいろな問題点は複雑に絡みあっており、私たちも他科Drの協力をいただいて血液透析を行っています。特に糖尿病科、循環器科Drは重要な役割を担っていただいています。慢性腎不全に至る基礎疾患の大部分が糖尿病となった現在、血液透析に至らないようにする予防的側面から、やむを得ず血液透析を開始した患者さんの血糖管理等欠かせない存在です。
また、不整脈、血圧の問題から心臓、血管の専門家である循環器科Drには薬剤の選定から、心臓検査に至り幅広くご尽力いただいています。その他の科専門Drの協力が得られやすいことはこの病院の最も良い特色だと私は考えています。病院の透析室として他科の専門医Drの協力をいただいて、全身管理の一部としての血液透析であることが患者さんの利益に繋がると考えています。
③新しい取り組み
変化は重要ですが、医療機関はその安全性が重要だと考えています。順次、以下のテーマを安全に取り入れたいと考えています。
ⅰ)透析導入の導入期パス 導入期の不安を和らげるため計画表を提示する。
ⅱ)結石治療を含む尿管へのアプローチの強化
ⅲ)血液透析患者さんの定期的全身検索 CT、消化管内視鏡等
ⅳ)腹腔鏡による手術 当科では現在実施していません。必要に応じ群馬大学等関連施設または患者さんのご希望の施設へ紹介することになります。
安全第一と考えていますので、ゆっくり着実に取り入れていく予定です。
現在群馬大学から富田先生(水)、中嶋先生(月)、大山先生(木)を派遣していただいて診療を行っています、3人とも真摯な対応で患者さんに接する医師で非常に助かっています。当科他科Dr及び近隣の院外Drと協力体制を整え患者さんが不利益にならないよう着実に体制を整えたいと思っています。
皆さんのご協力をお願いします。 |