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「上手な医療機関のかかり方」 FM佐久平の健康教室に院長が出演しました。

下記に出演時全文を公開いたしますのでご覧ください。

出演者 院長 村島隆太郎
  

 

Q1:上手に医療機関にかかる方法でのポイントは何ですか。

 

A1:患者さんと医療者の間で良好なコミュニケーションが取れることです。患者さんは、苦痛や不安を取り除いて欲しくて医療機関にかかります。また、医療者も患者さんの役に立ちたいと考えており、目的は同じです。同じ目的を達成するために、パートナーとして、良好な信頼関係を作る必要があります。良好なコミュニケーション作りに は、お互いの協力が必要です。

 

 

Q2:具体的には、医療機関にかかるとき、どういうことを訊かれるのですか。

 

A2:まず、人違い防止のために、お名前を患者さん自身に言ってもらうことがあります。 これは、別人の名前を呼ばれても「はい」と答える方がいらっしゃって、間違った診康がおこなわれた例があるからです。

 次に、いつから、身体のどこが、どんなふうに具合がわるいのか、思い当たる原因はないか、今飲んでいる薬は何か、今までかかった病気や怪我は何か、その時どんな治康をうけたか、薬や食べ物のアレルギーはないか、ご家族にも同じような症状があるか、などが訊かれます。このようなことを前もってメモ書きで用意しておくとスムーズな診療がおこなえます。何回か通院したときは、症状のその後の変化もお伝えください。

 また、今飲んでいる薬の説明には「お薬手帳」を見せていただくと便利です。

 

Q3:「お薬手帳」とはどういったものですか。

A3:これまで処方された薬の内容が書かれた手帳です。かかりつけの院外薬局で、お求めになれます。お薬をもらったときに、薬の内容・服用の仕方・副作用・注意事項などの説明とともに、処方内容を毎回シールでお薬手帳に貼ってくれます。

病院にかかられるときは、是非持参してください。飲んでいる薬の内容が詳しく知りたいのは、出血が止まりにくくなる薬を服用している患者さんでは、手術や検査の前に一定期間、飲むのを中止する場合があるためです。また、薬の重複を避けたり、相互作用に注意したりするためです。

今年3月11日、東日本大震災がありました。避難所での診療で一番困ったのは、津波で薬が流された方々でした。診療録もないので、以前より処方を受けている薬の内容が確認できずに、診療に時間がかかりました。お薬手帳を持っている方には、迅速に薬が処方できます。また、普段から外出時にお薬手帳を携帯していると、交通事故や急病などの緊急時にも役立ちます。

  

Q4:医療機関にかかったときに、確認しておく必要がある内容は何ですか。

 

A4:診断名、症状の原因、今後予定される検査や治療、治療にともなう副作用、治療にかかる期間、日常生活で注意することなどを確認してください。わかりにくいときは繰り返し質問してください。医療にも不確実なことや限界があります。患者さんと医療者がよくコミュニケーションをとって、納得できる治療をうけることが大切です。 

 治療方法をきめるのは患者さんです。

Q5:なかなか話しにくい医師もいるのですが、良いコミュニケーションをとるためにはどうすればよいでしょうか。

 

A5:日常的な診療や健康管理などをおこなってくれる身近な「かかりつけ医」をご家族で決めておくと安心です。「かかりつけ医」は患者さんの性格やご家庭の事情なども理解されており、必要に応じて専門医を紹介してくれます。

  

 Q6:緊急時にはどうすればよいですか。

 

A6:意識を失ったり、急に言葉がしゃべれなくなったり、手足が動かなくなったりするような時は、迷わず救急車を呼んでください。脳卒中が疑われます。脳卒中は、発症から治療をおこなうまでの時間が短いほど、治療の選択肢が拡がり、回復が良い可能性があります。

  

最後に、今回の「上手な医療機関のかかり方」の放送が、少しでも患者さんのお役に立てれば幸いです。

 

 

 

 
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